h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

topimage01

1979.01.08

Drug- Eruption due to Pyrithioxine Hydrochloride

脳代謝剤塩酸ピリチオキシン(エンボール)により紅皮症,扁平苔癬様皮疹,皮膚掻痒症を生じた症例を報告した.

1979.01.07

Shigeru Mimura, Yoji Takei, Shojiro Nakagawa, Hiroaki Ueki

典型的と思われる水疱性類天疱瘡,ジューリング疱疹状皮膚炎の2症例を報告した.

1979.01.06

Highly Sclerotic Osteosarcoma of the Femoral Head Occurring in Adult Male

骨肉腫は骨原発の悪性腫瘍で,長管骨のmetaphysisに好発し,骨端線の開いている時期では普通epiphysisや関節を侵さない.しかし骨端線が閉鎖するとepiphysisや関節内へ侵入することがある.26歳の男性で右股痛を主訴とし,右大腿骨々頭にび漫性硬化像を呈したため,骨頭壊死として12カ月間加療された骨肉腫の1例を報告した.骨盤半截術標本をみると,腫瘍は右大腿骨上半部周囲軟部織内に巨大な腫瘤を形成し,大腿骨々髄も下1/3部まで侵されていた.骨頭部はほぼ完全に成熟した新生骨梁により占められ,その細胞成分は壊死におちいっていた.術後2年,発症後3年の現在,肺転移はあるが全身状態は良好である.骨端線閉鎖後の骨肉腫は,それ以前の例に比して,予後の良好な傾向のある事を文献的に検討した.

1979.01.05

Epidemiology of Bacillary Dysentery in Tsuyama District in 1978

1978年6月8日から7月5日にかけて,津山地方に183名に及ぶSh.sonneiによる赤痢の流行がみられた.しかも簡易水道給水地区に多発がみられたので,当初水系感染が疑われた.そこで,この流行が水系感染によるものかどうかを知る為,日別発見数,日別発病数,累積相対度数分布,性別感染数,年齢別感染数,年齢別感染率,年齢別発病率,感染発病率,家族集積性(二項分布,数量的表現),発病間隔,園児感染率,小学生感染率などについて検討を行なった.その結果簡易水道給水地区の流行を水系感染で説明することは困難と思われた.

1979.01.04

Computerized Data Processing1 for Radiation Therapy Patients

医療情報の管理は,診療,研究,教育の各方面において不可欠であり,そのこころみが現在広くなされている.放射線治療患者は,疾患の種類が限られデータに共通点が多いので,コンピューターによる情報処理に適しかつその必要性が高い.我々は放射線治療部に設置されている治療用ミニコンピューター(Artronix PC-12)を使用して,当部の放射線治療患者を対象として情報管理をおこなっている.そのシステムの概要,情報項目についてのべ,運営実際上の問題点について論ずる.

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