h_kaishi
Online edition:ISSN 2758-089X

topimage01

2003.04.09

 

2003.04.08

 

2003.04.07

 

2003.04.06

A case of granuloma associated with deep-seated mycosis of the right middle finger *

 今回,我々は術前診断が困難であった右中指深在性真菌症性肉芽鷹の1例を経験したので報告する.軟部腰痛の診断は比較的困難であり,自験例は発生部位・経過・臨床所見などより腰痛性病変(特に健鞘巨細胞腫)が疑われたが,病理診断は深在性真菌症性肉芽腰であった.腫癌性病変が疑われる症例でも,症例によって培養検査を考慮する必要性があると考えられた.(平成16年2月13日受理)

2003.04.05

A case of facial fractures caused by a jet ski accident *

 ここ数年,プレジャーボート等の小型特殊船舶のなかでも水上バイクの数は増加し続けており,今後もこの傾向は続くと予測される.それに対応して事故者数も増加し,安全性の早急な確立が課題となっている.今回私達は,水上バイク操縦中モーターボートと衝突し顔面多発骨折を生じた症例を経験した.水上バイクの操縦は,車の運転と同様,安易な計画や無茶な操作により,大惨事を引き起こしかねない.過去の報告を検討するとともに,今後の海洋レジャーに対する教訓として意味深い1症例と考え報告した.(平成15年12月26日受理)

2003.04.04

A patient with cold abscess on chest wall undetected for 15 years *

 病歴聴取や身体診察は臨床診断を進める上で極めて重要である.しかし診断機器の開発に伴い,身体診察にかける比重が軽くなってきていることは否めない事実である.通常,直径6cmの腫癌が前胸壁に存在すれば,誰でも容易に気付くであろう.ところが今回,左前胸壁に直径6cmの腫癌が15年以上存在し,多くの医師が関与していたにも関わらず見逃され,胸部CT所見によって初めて気付いた症例を経験した.遡ってみると, 15年以上前の胸部Ⅹ線写真でも現在と同様に認められるのに,胸郭外の病変であるため特別の注意がはらわれていない.その症例を報告し,原因を考察すると共に,身体診察の難しさについて述べる.(平成15年11月13日受理)

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